ラブラドールレトリバーが、「ワン、ワン」という高い声や、「ウーッ」という低い声、「クーン」という甘え声など、ラブラドールレトリバーと暮らしていると、鳴き声にもいくつか種類があることが分かります。
もし鳴き声でラブラドールレトリバーの気持ちを知ることができたら、愛犬とのコミュニケーションが深まりますよね (*^^*)
今回はラブラドールレトリバーの気持ちをもっと理解したい方に向けて、鳴き声に込められたさまざまな意味を詳しく解説していきますね。
無駄吠えをさせないためのしつけ方法も解説していきます。
鳴き声の種類
ラブラドールレトリバーは、同じような鳴き声でも、場合によっては全く違う意味を持つこともあります。
ラブラドールレトリバーの気持ちを正確に知るには、鳴き声だけでなく表情や仕種にも注意を払う必要があるのです。
これから、以下の4つの鳴き声の解説をしていきますね。
- 「ワン、ワン」と鳴く場合
- 「キュン、キュン」と鳴く場合
- 「クン、クン」と鳴く場合
- 「ウゥーッ」と鳴く場合
「ワン、ワン」と鳴く場合
高い声で「ワン」と鳴く場合は、嬉しいときに鳴きます。
飼い主が帰宅したときやお散歩中に友達の犬に出会ったとき、「ワン」と大きく鳴くのは嬉しさの表現です。
笑顔のように口元を緩ませる表情も見られます。
リズムよく「ワン、ワン」と鳴く場合は、楽しいときに鳴きます。
お散歩や遊びの最中などで、弾むように吠えるのは嬉しい気持ちときです。
嬉しそうに目を輝かせ、機嫌よく左右にしっぽを振ります。
低く連続して「ワン、ワン、ワン」は警告している鳴き声です。
まくしたてるような低い鳴き声は、来客などの対象物に対する警告です。
「やめて! でなきゃ攻撃するぞ!」といった気持ちが表れています。
「ウーッ」といった低い唸り声が混ざるときは、臨戦態勢に入っている状態です。
ただ、ラブラドールレトリバーは、なかなかこのように吠えることは無いかもしれません。
鋭く連続して「ワン、ワン、ワン、ワン」は要求している鳴き声です。
飼い主や対象物に向かって鋭く短く吠えるのは、強い要求の気持ちの表れです。
ラブラドールレトリバーは、要求を通そうと、しつように吠え立てます。
飼い主さんは、きぜんとした態度で忍耐強くしつけする必要があるでしょう。
「キュン、キュン」と鳴く場合
高い声で「キュン、キュン」と鳴く場合は、要求の鳴き声です。
ラブラドールレトリバーは、要求吠えで甲高い声を出すこともあります。
「早くちょうだい」、「〇〇してよ~」といった、ラブラドールレトリバーのおねだりの気持ちが表れています。
ラブラドールレトリバーの感情的には寂しがったり甘えたりしている感覚です。
ぼくは、寂しがりやだからね…
高い声で「キャン」と鳴く場合は痛いときの鳴き声です。
急に足を踏まれたときや体をひねったとき、思わず「イテッ」と漏れてしまう声です。
急に甲高い声で鳴くと驚く飼い主も多いですが、そのあと足を引きずったり継続的に鳴き続けたりすることがなければ、特に心配ない場合が多いです。
他には「恐れ」などの感情から高い声で「キャンキャン」と鳴くことがあります。
「クン、クン」と鳴く場合
高い声で「クン、クン」と鳴く場合は、おねだりの鳴き声です。
「ご飯が欲しい」「散歩に行きたい」「一緒に遊んでほしい」「かまって欲しい」など何かして欲しいことがあっての要求の鳴き声になります。
甘えのときに良く出る鳴き声ですね
弱い声で「クン、クン」と鳴く場合は、不安な鳴き声です。
飼い主さんが、お留守番の準備をしているときや目の前から居なくなったときなどによく鳴く場合があります。
高い声で「クンクン」と鳴くのは、「嫌だ、行っちゃだめ!」といった気持ちです。
ウロウロと落ち着きなく動き回りながら悲しそうな鳴き声を上げますね。
「ウゥーッ」と鳴く場合
低い声で「ウゥーッ」と鳴く場合は、威嚇(いかく)の鳴き声です。
低い声で「ウゥーッ、ウゥーッ」などのように唸っている場合は攻撃的になっていて威嚇(いかく)しているときの鳴き声です。
うっかり手を出そうものなら、噛みつかれてしまう危険もあります。
遊びながら「ウゥーッ」と鳴く場合は、夢中になっているときの鳴き声です。
ラブラドールレトリバーは、楽しく遊んでいるときにも低く唸ることがあります。
ひもなどを引っ張りっこしているときなどに、よく鳴く鳴き声を出すんです(*^^*)
飼い主さんとの遊びに夢中になって唸るときは、ピョンピョン飛び跳ねたり、上半身を低くして伏せのような動きをしたりしますね。
ラブラドールレトリバーの鳴き声は、声の大きさ、声の高さ、鳴き声の回数などによって感情が決まってきます。
そのときどきで鳴き声を上げる状況や組み合わせをよく見ていると、ラブラドールレトリバーがなにを伝えたいのかが分かるようになってきますよ(*^^*)
ラブラドールレトリバーの無駄吠えをさせないためのしつけ方法
ラブラドールレトリーバーは鳴き声の使い分けによりさまざまな気持ちを表していますが、一方で行き過ぎると無駄吠えになってしまいます。
近所迷惑にならないためにも、ラブラドールレトリバーが吠える理由に応じて適切なしつけを行いましょう。
ここでは、無駄吠えをさせないための3つのしつけ方法をお伝えしていきます。
- 要求吠えのしつけ方法
- 警戒吠えのしつけ方法
- 唸っているときのしつけ方法
それぞれを解説していきますね。
要求吠えのしつけ方法
ラブラドールレトリバーの無駄吠えをさせないための一番気をつけたほうが良いのが要求吠えです。
鳴けば飼い主が願いを叶えてくれると犬が学習してしまうと、要求吠えばかりするようになります。
「鳴いたらおやつがもらえた」「鳴いたらおもちゃがもらえた」などのタイミングでいつも飼い主さんが反応してしまっていればラブラドールレトリバーは、どんどんわがままに育ってしまいますので注意してくださいね。
ごはんやおやつ、お散歩前の要求吠えには、ラブラドールレトリバーを我慢させるしつけが有効です。
ラブラドールレトリバーが要求吠えしても一切応じずに、無視を貫きましょう。
警戒吠えのしつけ方法
うちのラブラドールレトリーバーは、郵便配達員や宅急便が来たときに吠える犬はテリトリーを守ろうと警戒心を強く示すようにしつけています。
見知らぬ人が家に入ってきたときに吠えるというのは番犬としてはとても頼もしいことですね。
ただし、いつまでもひどく吠える場合にはしっかりとしつけをしたほうがいいでしょう。
対策としては、吠え始めたら大きな音を立てて気を紛らわせることです。
吠えているラブラドールレトリバーに対して、怒って怒鳴りつけるとは逆効果です。
ラブラドールレトリバーは、応援されていると勘違いしてもっと吠えるようになってしまいます。
吠えている場合は、気を紛らわせることが一番です!
唸っているときのしつけ方法
低い声で犬に向かって唸ったり吠えたりしているときは、そのあと喧嘩に発展する可能性があります。
そのようなときは、すぐに察知して他に気を紛らわすように飼い主さんが行動してください。
お座りをさせて、おやつをあげるなど、他のことに気持ちを向けさせることが重要です。
ラブラドールレトリバーの鳴き声としつけ方法のまとめ
今回はラブラドールレトリバーの鳴き声による感情表現や、無駄吠えのしつけ方法について解説しました。
なぜ吠えているのか理由が分かれば、無駄吠えにならないよう正しいしつけや対策を行うことができます。
ラブラドールレトリバーは、言葉で伝えることが出来ません。
気持ちをより深く理解し、人間と犬、両方が幸せに過ごせる関係を目指しましょうね(*^^*)