【飼う前に知っておこう!】ラブラドールレトリバーのかかりやすい病気について!

目次

ラブラドール・レトリバーは頭が良く、元気一杯で活動的、人間に従順で社交的なことから、世界中で人気の高い犬種です。

そんなラブラドールレトリバーを新しい家族として迎え入れる場合は、ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気についても知っておきたいはず。

ラブラドールレトリバーの病気は生後4ヶ月から発症する場合があり、この犬種を飼う上でかかりやすい病気は前もって理解しておきましょう。

ラブラドール・レトリバーがかかりやすい病気には、悪性リンパ腫、外耳炎、股関節形成不全、胃捻転、白内障などが挙げられます。

病気について理解しておけば、いざラブラドールレトリバーを迎え入れた時に、異常などをすぐに察することができます。

管理人
管理人

ここでは、ラブラドール・レトリバーのかかりやすい病気についてご紹介していきますね!

【ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気】悪性リンパ腫

ラブラドールレトリバーは悪性腫瘍ができやすい犬種で、悪性リンパ種という全身性のガンは6~12歳のシニア期に多く発症します。

他にも皮膚腫瘍は飼い主とのスキンシップで早期発見が可能ですので、日ごろからスキンシップをして健康チェックをしてあげることが大切になります。

上記の写真は耳にできた悪性腫瘍の様子です。

このように患部が見える場合、悪性リンパ腫のように見えない場合もありますので、常にスキンシップをしてチェックしてあげてください。

悪性リンパ腫の原因と症状

悪性リンパ腫をわずらうと、顎(あご)、脇の下、内股、膝(ひざ)の裏側など、体表リンパ節が腫れてしまいます。

そのほかの部位に発症した場合、下痢や嘔吐、咳や呼吸困難、湿疹や脱毛などの症状がみられます。

残念ながら、いまだに原因ははっきり分かっていません。

悪性リンパ腫の治療法

悪性リンパ腫は、治療を行わないと死に至る病気です。

リンパ腫は血液の癌なので、治療には抗がん剤が用いられます。

ただし、抗がん剤には嘔吐や下痢、食欲不振、血球の減少などの副作用が伴うため、慎重に判断する必要があるでしょう。

病状の進行度合いによって、期待できる効果や治療費が変わってくるので、もし異常が見つかった場合は、かかりつけの獣医師に相談のうえ治療にのぞむことが重要です。

クリリン
クリリン

病気には、なりたくないよ…

【ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気】外耳炎

ラブラドールレトリバーは垂れ耳のために耳の通気性が悪く、耳垢や湿気が溜まりやすくなっています。

耳の衛生状態が良くないと、細菌やマラセチアが繁殖し炎症を起こします。

上記の写真は、耳の中が少し汚れている状態です。

シャンプー後などの耳が湿っている時に、綿棒などで中まで綺麗にしてくださいね。(*^^*)

外耳炎の原因と症状

ラブラドールレトリバーが外耳炎を引き起こす原因はさまざまです。

細菌や耳あかなどによって起こる場合や耳ヒゼンダニが寄生することによって起こることがあります。

その他、皮膚炎などの全身性の皮膚病に併発して起こるといったケースもあります。

外耳炎を発症すると炎症を起こし、ベトベトして臭い耳あかがたまります。

また、かゆみや痛みをともなうため、しきりに耳をかいたり、後ろ足で引っかいたり、頭を左右に振ったりします。

このような状態が見られた場合は、病院に行って診察してもらってください。

外耳炎の治療法

外耳炎の治療は耳の洗浄が効果的ですが、あわせてその原因を取り除くことが大切です。

耳ヒゼンダニ 引用:み~な動物病院

細菌や真菌の繁殖が原因の場合、抗生物質や抗真菌剤を用います。

耳ヒゼンダニの寄生が原因の場合、駆除薬を投与します。

外耳炎は慢性化、再発しやすい病気なので根気よく治療を続けることが大切です。

【ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気】股関節形成不全

股関節形成不全はラブラドール・レトリバーに多い関節の病気です。

股関節の異常によって関節が不安定になることによってさまざまな症状を引き起こします。

股関節形成不全の原因と症状

股関節形成不全は、おもに遺伝的要因で発症すると考えられています。

しかし、遺伝だけではなく肥満や激しい運動といった環境的要因でも発症します。

骨盤と大腿骨が正しい位置で股関節におさまらないことで、亜脱臼を繰り返し起こし、関節や軟骨に異常をきたす病気です。

股関節形成不全になると、腰を振るように歩く、足を痛がる、足を引きずる、元気が無く運動を嫌がるなどの症状が現れます。

ラブラドールレトリバーを迎え入れた後は、太りすぎや激しい運動には注意を払いようにしてください。

管理人
管理人

ラブラドルレトリバーの太りすぎには、注意してくださいね!

股関節形成不全の治療法

ラブラドールレトリバーのの年齢や症状などで選ばれる治療法は異なり、大きく「内科的(保存的)治療」と「外科的治療」に分けられます。

内科的治療は、鎮痛剤やレーザーを使った痛みの軽減をしながら、運動や食事で体重を管理し改善を試みます。

内科的治療では改善がみられない場合、「骨盤3点骨切り術」「股関節全置換術」「大腿骨頭切除術」といった外科治療を行います。

内科的治療では運動や食事療法でラブラドールレトリバーや飼い主さんの負担は少ないです。

外科的治療になりますと、ラブラドールレトリバーの体の負担や飼い主さんの金銭的負担も大きくなりますので十分に注意してくださいね。

【ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気】胃捻転

胃捻転(いねんてん)は胃拡張胃捻転症候群といわれ、ラブラドール・レトリバーなどの大型犬に多くみられる病気です。胃捻転は対処が遅れると死に至ります。

胃捻転の原因と症状

胃捻転のはっきりとした原因は不明ですが、何らかの理由による胃拡張が胃捻転を引き起こすといわれています。

胃拡張は、一度に大量の食べ物や水を摂ったり、食後に激しい運動をしたりすることで発症することがあります。

食後1〜5時間ほどで、急に犬の腹部に拡張が起こり、ゲップや吐き気が起きても嘔吐できず、大量のよだれを垂らし落ち着きなくウロウロとし始めます。

処置を行うことができず時間が経過すると元気がなくなり、血圧低下、頻脈、呼吸が荒くなる、ショック状態を起こすなどの症状が認められます。

胃捻転の治療法

胃捻転の治療法では、捻転した胃を元の状態に戻すため、口からチューブを挿入する、太い注射針を胃に刺すなど、胃の空気を抜いて減圧処置をします。

ショック状態が起きている場合は、ステロイドの投薬や静脈への点滴、酸素吸入など、救急治療を行います。

また、場合によっては胃を元に戻し再発を防ぐために、開腹手術を行うこともあります。

【ラブラドールレトリバーがかかりやすい病気】白内障

白内障とは、眼球にある水晶体というレンズが白く濁ることで、目が見えなくなってしまう病気です。

上記の写真は加齢により少し白内障になっている老犬です。

人間も患う病気ですが、人間とワンちゃんとでは、病気になる理由が少し違うようで遺伝的要因もあります。

白内障の原因と症状

白内障は、水晶体のタンパク質が変性して白く濁ってしまう病気ですが、なぜそうなるのかは分かっていません。

眼の水晶体が濁り、視力が低下し、時には視力を失うことになります。

視力が低下することにより、歩行がぎこちなくなったり、よく物にぶつかるようになったりと、歩行時の異常が見られるようになります。

ラブラドールレトリバーを飼い始めた際は、外傷でも白内障になってしまう場合もありますので、植え込みなどには注意してお散歩してください。

白内障の治療法

白内障の場合、」症状が初期の段階であれば、点眼薬により病状の進行を遅らせる、」という治療が行われます。

病状が進行し失明した状態になると、外科手術により白濁した水晶体を取り除き新たな眼内レンズを入れることで、視力を取り戻すことができます。

【まとめ】ラブラドールレトリバーのかかりやすい病気について

ラブラドール・レトリバーのかかりやすい病気は、外耳炎から悪性リンパ腫までたくさんあります。

胃捻転はラブラドールレトリバーと暮らす中で注意すべき病気で、胃捻転は飼い主さんが食後犬に運動をさせないことを徹底することで、胃捻転になる確率を低くすることができます。

愛犬の犬種に特有の病気を確認しておくことで、万が一愛犬が病気になったときにも役に立ちます。

ラブラドールレトリーバーは平均寿命が10年ほどですが、健康管理次第ではそれよりもずっと長く生き続けてくれますよ(*^^*)

上の画像の黒ラブちゃんは病気もしないで16歳まで長生きました。

JKC(ジャパンケンネル)からも、長生きの表彰をしてもらいました(*^^*)

食事や運動に気を遣い生活環境を整えてあげることで、愛犬の健康を守ってあげてくださいね。

病気になって手術などした場合、高額な医療費が発生します。

家計にも多大なる影響も出る可能性がありますので、出来れば「ペット保険」に加入をオススメします。

ペット保険の種類と選び方をご紹介していますので、参考にしてみてくださいね(*^^*)

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